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悪あがきブログ。

ママで妻で“働く”女のつれづれ日記。

自由ってなんだ。

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長野の山奥に『わざわざ』という名前のパン屋さんがある。

たまたま手に取ったフリーペーパーでその存在を知り、読んでみると、
なんとお店で仕事体験する人を募集していると書いてある。
こ、これは…
パン屋さんになれる!
しかも昨夏行って楽しかった軽井沢の近く!
心が躍った。

早速夫と日程を調整して訪問日を決め、
オンラインでこのお店のパンを買って予習し(これがまたかなり美味しいパンでテンションUP)、
Facebookをフォローしてお店のブログをチェックして、
わくわくが満タンになったところで
ちょっと温度高めの申込みメールを送った。

三日後。
届いた返信は、「残念ですがお断り」だった。
ガーーーーン。
理由は、
申込みが予想以上に多いこと
現在の社員だけでお店が回るようになってきたこと
お店が忙しく体験者に対応しきれないこと
だそうで、就職希望者のみ受け付けることにしたと、申し訳なさそうな丁寧な説明があった。

久々にけっこうなガッカリだったわけだが、
まぁ考えてみれば私みたいな
“旅行を兼ねて流行りの田舎体験したいわ〜♫パンも大好きだし!”
的な軽いノリの申込み者がたくさんいたんだろう。
『わざわざ』とてボランティアで仕事体験者を募集していたわけではない。
人手不足を解消するための経営上の手立てとして、“短期のお手伝い”を募集していたのだ。
課題が解決したのなら、募集する必要はない。
それだけのことだ。
 

『わざわざ』は、私と同世代の、都会から移り住んだ女性が始めたお店。
小さな子供も二人いるそうで、下の子をおんぶしながらお店に立つという。
自分たちが本当に良いと思うものを
よーく吟味してお店に並べ、
少しずつ改良を加えたり、変化をつけたり、
オンラインショップに手を入れたり、
庭を作ったり、畑を耕したりして
過ごしているんだそうだ。

でも、彼女の日々のブログからは
“田舎暮らしに憧れて自分のお店をオープンした懐古主義的な夢追い人”
みたいな雰囲気は全く感じられない。
「田舎暮らしなんて、そんな甘いもんじゃない。生きていくためにギリギリで会社を経営してるんだ。」
と本人も言っておられるように、
すごくリアルで、生々しくて、次世代的で、テクニカルで、人間らしい暮らしがそこにはあるんだろうなと感じる。
うまく言えないけど、とにかく魅力的な世界。

で、そういう暮らしに私は憧れているんだろうか?と自問する。
答えは、否だ。
田舎に住みたいわけではない。
娯楽や流行や刺激の少ない土地でやっていける自信はないし、
狭くて濃密なコミュニティも苦手。
あ、虫も嫌いだしね。

じゃあ何がそんなにまぶしく感じるのかと言うと、
きっと田舎に漂う“自由”な空気なのかもしれないな、とこの頃思う。
大声でワーッて叫んでも隣近所に迷惑じゃなかったり、
今なら1日10回くらい言ってる「すみません」を言う場面が少なそうだったり
車を気にせずどこまでもどこまでも走れたり、
しなくても良い我慢がすごく少ないんじゃないかなと。
まして子供にとっては、この種の“自由さ”がすごく尊いものなんじゃないのかなと、
思うのです。

そして、そんな環境が欲しいと思った時に、“選べる自由”を持ち合わせていることも私にとってすごく重要。
AかBか迷った時にどちらも選べるためには、経済力なんかも必要かもしれないけど、
“心が”自由だったらきっとどっちでも選べる。
「夢じゃない〜あれもこれも〜♫(あ、B'zです)」
って思えるかどうか。

環境のせいにしてはいけないけど、
都会にいると、考えなきゃいけないことが多すぎて、どうも心が“自由”であることからどんどん遠ざかっていく気がして。
危機感。

“自由”はしばらく自分の中でキーワードになりそうです。
まだまだモヤモヤするけれど。
一体自分が探してるものは何なのか、ちょっと『わざわざ』に行ってヒントをもらってこようかなぁ。
働けなくても、パン屋体験できなくても、
まぁいいや。

わざわざのサイトはこちら。
パンは〈角食〉が一番美味しかった♫