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悪あがきブログ。

ママで妻で“働く”女のつれづれ日記。

【読書】「自分の仕事をつくる」読みました。

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未来の働き方や生き方に興味があるとか何とか公言しながら、

二人目の育休も一年が過ぎ、
すっかりその熱もぬるくなってしまった。

ワークライフバランスに関する企画書(と言えるほどの物でもなかったけど…)持って、上司に専任担当にしてくれと詰め寄ってたのは遠い昔の話か。
自分の意志の弱さに幻滅すると同時に、そのくらい“当事者”でなくなることは関心を薄くするんだなぁと実感している。

駒崎弘樹さんが、
「子育て世代の意見が政治に反映されにくいのは、当事者である期間が短くて声を上げても持続しないからだ」
という趣旨のことを言っていて、すごく腹落ちしたのを思い出す。
たとえば保活に悩ませられるのもせいぜい1〜2年の話だし、その後は両立問題、小一の壁と立て続けに新しい問題が待っていて、「保育園増やしてくれー!」なんていつまでも言ってられるほどみんなヒマじゃないのよね。

当事者じゃないと弱い。
渦中にいないとその人の気持ちや境遇がなかなかわからないものだし、
当事者とそうでない人との間には温度差が生まれてしまう。
そこをどうやって想像力働かせて折り合いつけて、共存していくかが人間の厚みってもんでしょと思うので、
いろんな人がいる環境で息子たちには育って欲しいなぁと思うこの頃。


………………………………
ええと、
前置きが長い上に逸れたけど笑、
久しぶりに“働く”こと関連の本を読みました。

『自分の仕事をつくる』

すごく乱暴にまとめると、
“自分が本当に良いと思うもの、好きなものを作る仕事をしよう”
ということを企業家たちのインタビューを通して伝えている本。
“矛盾のない仕事”こそが人を幸せにする、という主張など、ほんとそうだよなぁと思うことばかり。
(✳︎矛盾のある仕事とは、例えば燃やせないプラスチック容器で過剰包装された“健康に良い”自然食品とか、途上国で安い賃金で作らせた“環境に優しい”オーガニックコットンとか…世の中に溢れる〝普通の〟仕事を指す。)

でも。でもね。
好きなことだけで仕事するなんて、
矛盾のない仕事を貫くなんて、
やーっぱり理想論な感じが否めないわけですよ。
理不尽なことに耐えたり、
制約の中で妥協したり、
本質と違うところで駆け引きしたり、
そうやって「なんだかなぁ…」と思いながら働いてる人が大多数なわけで。

だからそういう中で
「やめちゃえばいいじゃん」とか
「意味なくない?」とか
「好きなことだけやれば?」
とかサラッと言っちゃうホリエモンあたりが若者に根強い人気なのはなんか納得なのです。

“自分の仕事をつくる”上でポイントになるのはきっと、
土俵から降りる勇気を持てるかどうか。
ベタな価値観のレッドオーシャンを離れて自分だけの静かな海でのびのび泳ぐのは、どんなに気持ちがいいだろう。
月収100万で歯を食いしばって働くのと、
月収20万で好きなことを思い切りやって心が満たされるのと、
一体どっちが幸せなんだろ。

この本の中でいう良い仕事とは、
「よくやった!」と言われるより
「ありがとう」と言われる仕事だという。
自分のことを振り返ってもその通りだと実感するし、そういう仕事には愛情や情熱が込められていた。
純粋に好きである、楽しいということは、
何物にも代え難い幸福感を生むし、それが滲み出て他の誰かも幸せにするものなのだ。


なんてことを考えつつ、
あ〜海外旅行行きたい!ハクのつくブランド品が欲しい!そろそろディズニーランドに子供連れて行きたいわ!あのホテルのランチ気になる!
などと資本主義の申し子のような私には、
土俵から降りることなんて到底できなそうなんだけど…苦笑


とはいえ、心に理想を持つのと持たないのでは大違い。
私の仕事これでいいんだっけ?
ってなっちゃってる人に特におすすめの良書です。