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悪あがきブログ。

ママで妻で“働く”女のつれづれ日記。

パン愛。

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パンは美味しい。

この世にパンがあってよかった。
小麦ばんざい。
酵母ありがとう。

学生時代の心残りはパン屋でバイトしなかったこと。
あの香りに包まれて働けたらどんなに幸せだろう。
トングでササッと袋にいれて口をクルクルっと巻いて「600円です」って言ったり
「ただいまクロワッサン焼きたてです!」とドヤ顔でお客さんの注目を集めたり、
「まだ温かいので袋の口は締めないでおきますね」とか言っちゃったり、
もしかして時々余ったパンを持ち帰れるかもしれない。
なんて素敵なお仕事。

でも何でやらなかったかって、当時は今ほどパンの魅力をわかってなかったんだよね。
お腹にたまるおにぎりの方がいいくらいに思ってた。(いやもちろんおにぎりだって美味しいものはとても美味しいんだけど)
もっと早く目覚めておけばよかったなぁ。

商業施設にパン屋が入ることも多いけど、パン好きとしては、どの店か入るかでその施設の格が決まる気がする。
VIRON、PAUL、メゾンカイザーあたりがあるとググッと締まるし、ビルイン出店しなかった名店なんかが入った日にはそのビルがなんだかもう輝いて見える。

でも有名店ばかりがパン屋ではない。
「町のパン屋さん」がもたらす幸福は計り知れないものがある。
初めてのパン屋は食パンかあんぱんから試すことにしているんだけど、
食パンなら硬めの耳ともっちり中身。
あんぱんは粒あん派、酒種入りのコシの強いパンと合わせたもの。
そんな好みに合うパン屋に運良く近所で出会えた。

昭和23年創業だというこのパン屋は、素朴な惣菜パンからバゲット、デニッシュ、サンドイッチまでどれも美味しくてはずれがない。
通勤前のサラリーマンやランチ時のOLさんでいつも賑わっていて、近所の学校の給食にも使われている。
長男の保育園のパンもここのもの。
ツヤツヤもちもちのロールパンはスーパーのそれとは全く違う。
羨ましいぜ長男。

家族経営なのか、時々男の子がお店の手伝いをしていたり、レジで世間話をしているおばちゃんがいたり、町内会の催しのポスターが貼ってあったりする。
パンの耳(20円)がレジ横で売られている時はラッキーだ。これをバターとシナモンと砂糖でカリカリに焼くとたまらなく美味しい。

いい町だなぁ、と思う。

今のところ引っ越したくない理由の15%くらいはこのパン屋があるからかもしれない。
それってすごいよな。

世界を変えるような大きな仕事も良いけれど、
このパン屋みたいに半径500メートルの人たちを幸せにする仕事のなんと尊いことか。
紋切り型のクローンじゃない、血の通った店を、町を作ることの意味と難しさと大切さを思う。

とか書いてたらすごくパンが食べたくなってきたので明日また行こうっと。
海老カツバーガーとくるみあんぱんと、メープルラウンドにソフトフランス。
それとパンの耳がありますように。