悪あがきブログ。

ママで妻で“働く”女のつれづれ日記。

節約について。

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‘節約’の意味を調べてみた。

「無駄遣いをやめて、切り詰めること」
だそうです。
ふーん。

浪費家ではないと思う(たぶん)。
だが節約家でもない。
そもそもお金の計算や管理が苦手なのです。

管理できてないから無駄遣いしてるかどうかもよくわからない
でも危機感だけはある
こんなテキトーだといつか破産するんじゃないかと思う
たまに焦って資産管理や節約術について情報収集
中途半端に終わるが、中途半端な満足感も得る
結局あんまり変わらない
(✳︎最初に戻る)

あーダメだ、ダメすぎる。
お金の話なんてこんなところで書くことじゃない気もするけど、
いいかげんキッチリしたいので、
頭の整理を兼ねてメモ。


なんだかいつもぐっちゃぐちゃになるので、
現状把握と長期計画をザックリ考える。
ってことで前にいろいろ調べてみたらこれが良かった。

以前やったものも既に忘れてるのでちゃんと見直そう…

◼︎習慣化
続いて日々の管理。
昔ながらの家計簿なんてムリ。
レシート貼るやつとか袋分けとか世間にはいろいろありますが、私にはどれもムリ!!
なのでアプリに頼る。
アプリもいくつか試したけどやっぱりこれが一番すごいです。
オススメ。

ただしやってることで満足しがちなので…
月に一度だけチェックする習慣をつけようと思います。

◼︎生活スタンス
これについては、いろんな雑誌を読んで傾向と対策が見えました。

印象深かったのは10年前と現在の節約トレンドを比較した記事。
たしかその内容はこんな感じ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〈10年前〉
特売日に大量に肉や魚を購入し大量調理or冷凍。チラシで食料品の底値をチェックしスーパーをはしご。部屋は小物でかわいく飾り付け。光熱費や通信費を節約するための小ワザを駆使。
〈現在〉
買い物の回数を減らし、使い切るまで買わない。安い物も買う一方で好きな物への出費は惜しまず、不要になったら売り、物の総量を増やさない。部屋はザ・シンプル。通信費を節約するためにプランを根本から見直す。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ふむふむ。
節約界は“涙ぐましい努力型”→“ざっくりメリハリ消費型”にシフトしているようだ。

ちなみに私、現在型にけっこう当てはまっててちょっと嬉しかった。
例えば、食料品は使い切る分しか買わず、ある材料でできるものを作る。だから冷蔵庫がスカスカな日も多い。
親世代からすると不安に感じるらしいのだが…、使い切れずに腐らせたり「あ、そういやこんなの買ってたんだっけ!」的なことになる方がよっぽど私には不安なんだよね。
でもまさかこの買い方が節約界のトレンドだったとは…!
やるじゃないか私!w

そして、この冷蔵庫方式を生活全般に応用すれば良いのかも、とふと思った。
物が少なければ
=選択肢が少ない
=迷わない
=時短
=片付けもラク
=管理もラク
=大切にする
使う・捨てる・新調するというサイクルが活性化して、生き生きと暮らせるんじゃないかなと思うのです。

よって、
「把握できる範囲の物だけで暮らす」
を目標にしたいと思います。
存在を思い出せないような物は、容赦なく捨てるか手放す!くらいの覚悟でシンプルライフを送りたい。
気に入ってるものだけに厳選された暮らしは快適でもあると思うのです。


どうでもいいけど、
断捨離ってすごい語感だなといつも思う。
戦隊モノの必殺技みたいな。
「断、捨、離っーーーーー!ドーーッン!!」
みたいな感じでやれば、すごい勢いで捨てられそう。

旅のかたち。

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“「何もしない」をしよう”
なんてコピーが昔あったような。

でもそんなことを意識しなくても
子連れ旅行というだけで何も「できない」ということがわかってきた。
そしてこのところ何回か続いた「何もしない」小旅行で、
意外とそういう旅が楽しいということを知りました。

観光地には行かない
ガイドブックは買わない
お土産屋にも行かない
泊まる場所でゆっくりする
混む前に帰る

そんなゆるい旅。
移動時間でのロスは避けたいので
なんとなくの回り方は調べておくけど、あとは気ままに散歩する。

京都では洛北と嵐山だけ。
鎌倉では由比ヶ浜稲村ヶ崎だけ。

地元に詳しい友達のありがたい情報や、通りすがりのおっちゃんの助言などもあり、
混雑とは無縁(あ、江ノ電は除く…)の穴場を回る。

前は旅先の観光地やお土産用の買い物のためにできるだけ早くチェックアウトして
あちこち回っていたけれど、
それが叶わぬ今は、
住宅街の猫
地元のパン屋さん
お醤油屋さんの匂い
朝食のおかわり
旅館の散策
とか、今まで見過ごしてたものが味わえるのも一興。

そしてのんびり快適に過ごすためには宿選びが重要だなぁと再確認。
美味しいごはんと、きれいなお風呂と、ふかふかの布団。
そして行き届いたサービスに出会うと、
この一期一会のために毎日新鮮な気持ちで高いレベルを維持する宿の人たちって、ほんとにすごいなと思う。
例えばフロントの人は毎日毎日同じ館内説明を何百回もして、
レストランの人は毎日毎日メニューを考えて、フライパン振ったり玉ねぎを何十個も切ったりするんだろう。
私だったら毎日少しずつの
「ま、いっか。」
が積み重なってどんどんダメな宿になっていくに違いない…。
良い場所を作ってその後“キープしてさらにより良くしていく”ことの難しさを思うと、頭が下がるのです。

と、書きながら思ったけど、
家を切り盛りしていくのもなんかちょっと似てるかもなぁ。
世の奥様方に比べたらまだヒヨッコの部類かもしれませんが、そんな私でも今まで
3000回くらいご飯作って
1500回くらい洗濯して
5000回くらいオムツかえて
3000冊くらい絵本読んでるんだ。
その一回一回とどれだけ向き合えてるのかと言うと甚だ疑問ですが、
繰り返して繰り返して、時々自分に喝を入れながら“より良い宿”を作りたいなと。
(我ながら真面目な教訓…。)

そして楽しかった旅の余韻に浸かる間もなく
長男が発熱し、GW後半はあっさり消えました。
熱が下がった今はわがままギアがトップレベル。
まぁそんなものだよね…
無事に元気になっただけでも感謝しないと思う頭と、コラーッ!!と追いかける体の、あぁ苦しき裏腹よ… 

…………………………………………………

✳︎最後に子連れ旅についていくつかメモ。
・移動はとにかく短時間になるように
・スーツケースは送るとラク
星野リゾートはやっぱり良い(今年は行ってないけど)
・宿代は節約しすぎるな、旅先でのよくわからない“せっかくだから”的なムダ遣いをやめろ
・食事は人気店でもピークタイムを外して予約すれば意外といける
・離乳食はかさばる箱型ではなくパウチで十分。食器はたいてい貸してくれる
・電車&車のぐずり対策には新しいおもちゃや子ども雑誌を
・絵本アプリも神
・子供用チェアベルトが便利
・パックなど化粧品はご褒美系をひとつ
・腰痛頭痛足痛対策を忘れずに

サングラス。

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散歩が気持ち良い季節になってきました。


分厚い上着を着なくていい開放感がたまらない。
冬の間は、自分と子供2人の上着を着たり脱いだり持ち歩いたりするのがほんとにめんどくさかった。
もともと小荷物派なので、ベビーカーが上着の山でこんもりするのが我慢ならない。
子供グッズ入りの大きいバッグ持ってるのに、そこに上着の山があって、さらに買い物してレジ袋なんて下げたらもう“ハウルの動く城”みたいになるからね。
うっかり子供をベビーカーから降ろしちゃうとバランス崩してベビーカーは後ろにガッシャーン!
荷物グッシャー!
私はキーッ!!
でございます。

だから上着がないスッキリ感がかなり快適。


そして春はまた紫外線の季節でもあります。
この時期、私が毎年その扱いに悩ませられるもの。

それは
“サングラス”。

どうも目が焼けやすいらしく、
強い日差しの中にちょっといるだけですぐに目が痛くてショボショボになります。
なのでそれを防ぐサングラスは必需品なのですが…

どうして堂々とかけられないんだサングラス。
なんでちょっと恥ずかしいんだサングラス。
似合ってるのか不安になるのよサングラス。
徒歩圏内でこそ使いたいのにサングラス。
かける街を選んでしまうのサングラス。

「あ、いえ、気取ってるわけではなくほんとに眩しくてかけてるんです」
と常にアピールしながらかけることはできないだろうか。
普通の人が普段着で、まして子連れでかけてると、なんだかチグハグした頑張ってます感が漂ってしまうのですよサングラス。

そして夫もけっこうサングラスかける派なのでさらに厄介。
休日は夫婦ともサングラスで行動することが多いので、もう私の心の中はザワザワし通しです。
『わわわ、なんか視線感じる…、勘違いファミリーだと思われてるかも、大しておしゃれでもないのにイタい感じ??…あぁ外してしまいたいけど眩しいし紫外線あびたくないよー…てかなんで夫は堂々とかけてられるんだなんかちょっと悔しいんですけど…あーもしも私がモデルみたいな外見でこなれたファッションを着こなすような女子だったらこんなこと考えないんだろうにちくしょー………』

的な。


しかしまぁサングラスはコンパクトで軽くてカチューシャ代わりにもなる便利な奴だしやっぱり必要だ、ごちゃごちゃ気にするまい、他人の目に打ち勝て、胸を張るのだ私!
と勇気を奮い立たせる。

だが、今度は下の方から視線を感じて見下ろすと、
サングラスをかけた私を見て
“ニッヤ〜”
と次男が笑っている。

完全に小バカにされてるよねこれ。

負けない。
負けないから。


……………………………

全く違う話題ですが…
九州の地震でたくさんの方が大変な思いをされているようです。
何かささやかでもできるだけダイレクトに届けられる支援はないかなと思ってたら、
ふるさと納税で自治体を指名して寄付ができることを知りました。
カードも使えるし簡単。
もしこれを読んだ方で迷っている方がいたら、オススメします!

新宿。

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新宿が嫌いだ。

だって新宿は人に厳しい。
こんなに厳しい街は日本中探してもどこにもないと思う。

思えば上京してから何かと新宿に縁が深い。
中央線沿いの大学に通っていたので
乗り換えや途中駅で新宿を毎日利用していたし、
飲み会や買い物はだいたい新宿だった。
田舎娘が歌舞伎町の洗礼に遭い、
朝まで遊んでいる人たちの多さに驚き、
その仲間入りをしたことの背徳感と優越感にたぷたぷと浸かり、
伊勢丹で売っているようなバッグを買う日は来るのだろうかと首をかしげながらよたよたと売り場を歩き、
でも手ぶらで帰るのは癪なので駅でちょっと贅沢な惣菜を一品買って帰る、
そんな毎日。

そして就職して3年目の冬に新宿に配属になった。
当時の職場周辺は治安が悪くてトラブルだらけ。
あぁ世の中にはこんなに様々な種類の人々がいるのだと思い知らされる。
防災センターのありがたかったこと。
仕事もまたディープで、
“肌荒れ&口内炎vs栄養ドリンク&眠眠打破”のバトルが毎晩繰り広げられ、
23時の生中ジョッキとラーメン全部のせに愚痴をトッピングし“ぷっは〜!”と締めくくる。
まるで止まったら爆発してしまう車に乗っているみたいに、アクセルを踏み続けてた。

その後、別の仕事に数年携わったのち
2人めの出産までの約一年は、また新宿に戻ってきた。
仕事内容や働き方は変わっても、また違う種類のアクセルを踏み続け、ノンアルコールで“ぷっは〜!”して、
朝焼けは夜の延長ではなく、朝の始まりとして拝むことになった。

こうして述べ10年弱、新宿を拠点にしていたわけだが、
今だに新宿を好きになれない。
空が狭いし、
空気は汚いし、
歩いている人の顔はなんとなく暗く(みえて)、
迷宮のような駅から、
毎日世界一の数の乗降客が街に吐き出され、飲み込まれる。
ボーッとしてると置いていかれる。
膨大なお金とエネルギーをもとに脱皮が繰り返され、
栄枯盛衰、諸行無常、発展途上
ふと顔を上げると、
「オマエまだそんなとこにいたの?」
と街に言われる。
新宿とは私にとってそういう街だ。

今日は久々に新宿に行った。
また新しい風が吹いていて、真新しい良い匂いがした。
この街で頑張っている友達とおしゃべりしながら
野菜多めのランチをして、
ちょっと良い化粧品と、ちょっとおしゃれなお土産を買った。

別にそれで新宿が好きになることはなかったけど。
やっぱり待っていてはくれない街だな、と思った。

でも。
自分にはそういう場所も必要なのだ。
癒しとも優しさとも無縁だけど、
少しの緊張とヒール靴(履かないけど)なしには乗り込めない、
両肩をガシガシ揺さぶられるような場所。
そういう街を心に持つことで、
大袈裟かもしれないけど、
生きていくための羅針盤のひとつになっているのかもなぁと思った。

そんな物思いにふける母の気も知らず、
ベビーカーの次男は終始へらへらニコニコ愛想振りまいてたけど。
男子がキレイなねーちゃんを好きなのは、
もう遺伝子に組み込まれているとしか思えない。
まったく幸せなもんだ。

てづくりかるた。

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ママがぼくのかるたをつくった。


まっしろのかるたセットをかって、ぼくのことをかいたよみふだと、そのえをかいたんだ。
まったく、へんなことするよな。
Oがたのくせにへんなとこマメだから、
やりだしたらやめられなくなって。
でもときどきしかやらないから、はんとしもかかってたよ。
てきとうなママだよな。

ママはぼくのイヤイヤやわるふざけによくムカついてるけど、
がまんするときはおくばをグーっとかむんだ。
ママはしらないとおもってるだろうけどぼくはしってる。
そしてグーっとかみながらムカついたことをよみふだノートにかいたんだって。
(それでもがまんできないときはヤンキーみたいになっておこるんだけどね。あぁこわい。)

でも50こもおもいつかないから、
へんなよみふだもあるけどね。
「ウォーッ!」とか「ダバダバ」とかね。
いみわかんないよね。

ママとかるたたいけつすると、だいたいぼくがかつんだ。
ママはひらがながよめるようになるといいとおもってつくったんだろうけど、
ぼくが「はい!」っていってえふだをとると、このこはてんさいだ!ってよろこぶんだ。
そういうのをオヤバカっていうらしいよ。

でもはんとしまえはぼくもまだまだこどもだったから、そのころのよみふだはもういまとちがうこともおおいんだ。
てんさいだ!とかいってるけど、
いろいろできるようになるのがちょっとさみしくもあるんだって。
タンポポっていえなくてタンポコ!っていってたのがなつかしいんだって。
せっかくできるようになったのにそんなふうにおもうなんて、へんだよね。
ヤゴコロってわからないなぁ。

それにママは、いましかない、いましかないって、いろんなことをあせってるみたいにいうんだ。
アイスクリームがとけちゃうからはやくたべなさいっていうかんじなんだよ。
じんせいまだまだじかんはたっぷりあるのにね。
おとなになったらわかるよ、
きょうがいちばんわかいんだよ、
ってさ。

ほんと、おとなってへんないきものだよな。
あしたもうんとこまらせてやろうっと。
おやすみなさい。

パン愛。

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パンは美味しい。

この世にパンがあってよかった。
小麦ばんざい。
酵母ありがとう。

学生時代の心残りはパン屋でバイトしなかったこと。
あの香りに包まれて働けたらどんなに幸せだろう。
トングでササッと袋にいれて口をクルクルっと巻いて「600円です」って言ったり
「ただいまクロワッサン焼きたてです!」とドヤ顔でお客さんの注目を集めたり、
「まだ温かいので袋の口は締めないでおきますね」とか言っちゃったり、
もしかして時々余ったパンを持ち帰れるかもしれない。
なんて素敵なお仕事。

でも何でやらなかったかって、当時は今ほどパンの魅力をわかってなかったんだよね。
お腹にたまるおにぎりの方がいいくらいに思ってた。(いやもちろんおにぎりだって美味しいものはとても美味しいんだけど)
もっと早く目覚めておけばよかったなぁ。

商業施設にパン屋が入ることも多いけど、パン好きとしては、どの店か入るかでその施設の格が決まる気がする。
VIRON、PAUL、メゾンカイザーあたりがあるとググッと締まるし、ビルイン出店しなかった名店なんかが入った日にはそのビルがなんだかもう輝いて見える。

でも有名店ばかりがパン屋ではない。
「町のパン屋さん」がもたらす幸福は計り知れないものがある。
初めてのパン屋は食パンかあんぱんから試すことにしているんだけど、
食パンなら硬めの耳ともっちり中身。
あんぱんは粒あん派、酒種入りのコシの強いパンと合わせたもの。
そんな好みに合うパン屋に運良く近所で出会えた。

昭和23年創業だというこのパン屋は、素朴な惣菜パンからバゲット、デニッシュ、サンドイッチまでどれも美味しくてはずれがない。
通勤前のサラリーマンやランチ時のOLさんでいつも賑わっていて、近所の学校の給食にも使われている。
長男の保育園のパンもここのもの。
ツヤツヤもちもちのロールパンはスーパーのそれとは全く違う。
羨ましいぜ長男。

家族経営なのか、時々男の子がお店の手伝いをしていたり、レジで世間話をしているおばちゃんがいたり、町内会の催しのポスターが貼ってあったりする。
パンの耳(20円)がレジ横で売られている時はラッキーだ。これをバターとシナモンと砂糖でカリカリに焼くとたまらなく美味しい。

いい町だなぁ、と思う。

今のところ引っ越したくない理由の15%くらいはこのパン屋があるからかもしれない。
それってすごいよな。

世界を変えるような大きな仕事も良いけれど、
このパン屋みたいに半径500メートルの人たちを幸せにする仕事のなんと尊いことか。
紋切り型のクローンじゃない、血の通った店を、町を作ることの意味と難しさと大切さを思う。

とか書いてたらすごくパンが食べたくなってきたので明日また行こうっと。
海老カツバーガーとくるみあんぱんと、メープルラウンドにソフトフランス。
それとパンの耳がありますように。


和のもの。

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明日から1ジャンルの料理しか食べられないと言われたら、
迷わず和食を選ぶ。

最期の晩餐のメニューを選べと言われたら、
炊きたてのごはんと薬味たっぷりの納豆、大根とわかめのみそ汁にする。

どこか海外に住んでみたいなと思ってはいるけれど、調べれば調べるほど、旅行すればするほど、やっぱり日本が一番だなと思う。

ほんと良い所だよ、日本。

この頃よくある、
“日本って素晴らしい!もっと誇りをもってこの国を好きになろう!”的な自画自賛ムードにはちょっと辟易としているんだけど(というかなんだか恥ずかしい。そもそも奥ゆかしく自慢しないのが日本の良い所じゃなかったっけ?)
でも自分の国のことを最低限知っているべきだと思うし、興味は持っていたいなぁと思う。

日本史も地理も苦手なもので、
もし外国人に日本はどんな国かと聞かれたら
「寿司とアニメと富士山の国です」
程度にしか答えられないよ私…
それこそ恥ずかしいわ。
もっとちゃんと探求しないと。


だからというわけではないんだけれど、
この頃“和”のものがとても魅力的に見える。

思えば買い足すのは和食器ばかり。
一番最近のものは九谷焼の煮物皿。
シンプル派としては九谷のカラフルな絵付けは正直苦手だったんだけど、不思議なもので何度も見てたらだんだん素敵に思えてきた。
そもそも食器が楽しくなってきたのもここ数年。ただの皿に千円以上出すなんて!って感覚だったのにさ。
人の好みも変わるものだねぇと言ったら友人に
「あんたそれ歳とったってことじゃない?」
と返され納得してしまったけど。
確かに周りで食器好きなのはみんな30代以上。
まぁでも良さがわかるようになるなら歳とるのも悪くないよね。

そして食に関しては、出汁ってすごい、と改めて思う今日この頃。
ちゃんと出汁を取ったことなんて数えるくらいしかない私ですが、離乳食作るときに出汁が活躍するので茅乃舎の出汁パックは欠かせません。
うちのデカ次男は完全に食いキャラなので、
「うちの坊っちゃまは茅乃舎のお出汁じゃないと食べませんの、オホホ」
みたいなことは全くなく雑食なんだけど、
試しに次男用の出汁で煮ただけの野菜を食べたらめちゃくちゃ美味しかった。
(ちなみに長男が通う保育園も出汁をしっかりとって給食を出してくれるので、薄味でもとても美味しい。古くておしゃれ感ゼロの野性児保育園だけど、そういう大事なポイントを外さないのでとても気に入っています。)

そうそう、和装もどうにかならないかなとずっと思ってる。
最近は浴衣こそ作り帯やセパレートで手頃な価格のものが増えきたけど、普段着としてももっと気軽に着れたらいいのに。
洋服感覚で着付けなしで着れる訪問着なんて、割と簡単に開発できると思うんだけどなぁ。
呉服業界の方、若い人が着物を着なくなって…なんて嘆いていないで、ぜひ。
そういう意味でこんなブランドは応援したくなる。浴衣の催事ではかなりの売上だったとか。需要はあるのです。


泊まるなら旅館。
寝るなら布団。
食べるなら和食。
旅行なら国内。

今年はそんな気分です。