悪あがきブログ。

ママで妻で“働く”女のつれづれ日記。

本になります。

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このたびブログが本になります。


と言っても全国書店にて販売中!なんていうことでは全然なく、
身内が取り組む自費出版事業のサンプルとしてどうかと話を頂き、お願いしました。
 
こんなくだらないブログをわざわざ本にするなんて恐れ多いなぁ恥ずかしいなぁと思いつつ、いざ試作版を手にするとやっぱりちょっと嬉しいもので、
せっかくだから、
記念だから、
と旅先で訳のわからない買い物をする時に似た、不思議な勇気がわいてくるのでした。

ものを書くというのは、
私にとってすごく身近なこと。
読書感想文はさほど苦ではなかったし、
中学生の頃は友人たちと1000通を超える手紙交換をしていた。
悩んでぐちゃぐちゃになる時は何に悩んでるのか書き出すし、
手帳や日記、計画表も、まぁまぁ続く方だと思う。
そういや仕事では企画書書いてる時が一番楽しい。

しゃべるのはあんまり得意じゃないので、
書くことで頭が整理され、物事がシンプルになって輪郭を現すあの感じが好きなのだ。
あーそういうことだったのね、って。

一方で、書いてしまって輪郭を現したくないこともけっこうある。
きれいな夕焼けを見て、
「きれいな夕焼け」
と書いたら、その夕焼けはもう“きれい”という檻の中に閉じ込められて、それ以上でも以下でもない世の中に溢れる夕焼けになってしまう。
言葉って残酷だなぁと思う。

だからなのか、子供に言葉を教える時に若干の葛藤がある。
「これはリンゴだよ、赤いんだよ、甘いんだよ…」
と教えつつ、心の中では
(いやー、違うよね、リンゴじゃない表現があるかもしれないし、これがピンクに見えることもあるかもしれないし、甘いなんて単純な味じゃないんだよ、あぁまた常識の檻に入れてしまった…)
ともどかしいのです。

そうした思いを知ってか知らずか
いや知らないだろうが、
長男が時々はなつ子供らしいみずみずしい言葉にホッとしたりして。
空に浮かぶ鱗雲を見て、
「ママ、お空がバラバラだよっ!!」
とかね。
この感性をいつまでも忘れないでほしいなぁと思う。


そんなこんなで(?)本になります。
どういう形で世に出るのか詳細はまだわかりませんが、
数年後に“ちょっと照れくさい思い出”になるタネが芽を出しました。

栄光書房の皆さん、ありがとう!