笑ひ飛ばすのさ2019年。
2019年明けました。
ここ数年毎年言ってる気がするけど、昨年も激動の年でした。
働き方変えようとむちゃくちゃな交渉をしたところから始まり、退職、転職、バックオフィス入門、商品開発デビュー、スタートアップあるあるを総ナメ、キャンプ行きまくり、ハワイ島旅行、ぬか漬け始める、新しい物書き開始、髪切りすぎる、、、
出来事切りだと果てしない大長編になりそうなので、2018年心を占めることが多かったこと、いくつか。
1.こども戦闘力アップ
6才&3才になった、うちの天才兄弟のパワーがやばい。
やんちゃ度で言うとたぶん世の中の男子兄弟界において“中の中”ではあるんだけど、特に次男の破壊力がすごい。
パルクール!と叫びながらソファの背の方から飛び降り、早熟な“オレ”一人称を駆使しつつ「ミラクル最強なんとかビーム」の名前が日々長く複雑になっていく。Eテレを早々に卒業し、ライダーとレンジャーを兼業しながら、時々リモートでウルトラの星の仕事もするパラレルワーカーである。
長男と違うのは戦闘ベクトルがわりと外向きなことで、近所のお兄さんにいきなり「おい!オレと戦うのかっ!?」とふっかけたかと思えば、家で虫を見つけると「うぉららあぁっっ!」と秒で殺戮体制に入る。
そして3歳児と思えないスナップの効いた重いパンチは、ぜひその道の人に見てもらいたいと思っている。
格闘家系の顔立ちも相まって、ちょっとそんな将来もありえるのかイヤ殴り合う競技はやめてくれと勝手に悶々としてしまう。
基本的には心優しい子で保育園では仲良くEテレ・アンパンマン組と遊んでるらしいのですが。
格闘男子、どこまで面白くなるか観察しようかと思います。
2.家族は難しい
今に始まったことではないが、昨年も家族(というかほぼ夫)のことで無駄なエネルギーを大いに使った。
自慢じゃないが夫は私が知る人間の中で最も面倒くさく、最も扱いにくく、最も弁が立つ男であり、よりによってなんでこの人が自分の夫なんだと多分週1ペースで思っていたと思う。
ケンカしてもスッキリ勝てることはないので、いろいろな発散方法を試していたものの、義母にしばしば夫への文句をぶつけるというのはなかなか飛んだ手法だよなと反省している。反省はしてもたぶんやめられませんが、、。いつも聞いてくれてありがとうお義母さん。
一方で、昨年の後半はなぜか友人の家族問題を聞くことが多かった。その内容も客観的深刻度も様々だったが、みんな話すことで落ち着いたり整理したりしつつ、自分なりの当面の対処法を絞り出して頑張っているようだった。どんなに不満や苦労があろうと、家族はそう簡単に投げ出せるものではない。まして多くの友人は子供という宝を抱えていて。一生懸命、ほころびを繕いながら頑張るしかないのだ。
何が言いたいかというと、家族なんて努力の結晶でしかないということ。理想の家族など幻想だ。どんな幸せそうな家族もどこかに闇を抱えていて、誰かの我慢、犠牲、隠蔽、矛盾などを内包しながら、危なっかしいバランスの上でかろうじて成り立っている。“家族は努力でできている”というようなことを唱えている研究者がいたが、今はその意味がよくわかる。
夫も夫なりに努力しているのだと思う。そして5mmくらいは成長している気もするかもしれないかもしれない。
でもさ、こちとら人間だし無駄な努力でMP減らしたくないしさぁ。私にも非はあるんだろうけどさぁ。調子良ければ良い人だしこんなところで書いちゃうのも悪いかなと思わなくもないけどさぁ。
とにかく誰か、あの夫という名の中二男子と穏やかに過ごせる方法を教えて下さい。
3.だいたいのことは自分次第
転職して環境が大きく変わり、たくさんの人と出会い、手触りのある仕事をすることが増えた。
※詳しくはこちら:顔が見えるお金と、これからの話。 – Konel – Medium
そしてプライベートや子育てのウェイトを増やしたかったのもあり(完全に公私を分けない生き方にもトライしたいので厳密にはちょっと違うんだけど)、前職の7割くらいの仕事量を心がけている。
ようやく近頃は自分なりのリズムを見つけつつあるのだが、先の見通しがついているわけでは全くない。
新しいことにどんどん手を出しているけど、30代も半分過ぎて初めてです!頑張ります!の連続は正直キツい部分もある。今の時代年齢は関係ない?いやいやそれは建前で、ある程度の図太さと無邪気さを盾に飛び込まないとやれないことだ。
こないだ昭和な企業に勤める友人が「〇〇さんはその年なのに何でそんなに頑張ってるの?」と上司に言われたと怒っていたが、ぶっちゃけそこ、よぎらないわけでもない。今までのささやかな経験の貯金を小出しにしながら、自動運転モードに切り替える選択もあるのだ。そしてこの国には私くらいの年齢でその選択をする人が、きっと、とても、多い。
頑張って、チャレンジして、どーすんだ?という心の声が聞こえる。
10年前ならそんなこと考える奴はなんてつまらない人間なんだと哀れみの気持ちすら持っていたのに。
でも、答えはわりとシンプルで、既に出ているのかもしれないとも思う。
頑張りもしない、チャレンジを続けるわけでもない、その時々にやってみたいな面白そうだなと思うことをやってみる、ただそれだけをしていたら良いのだたぶん。
好きなことのためなら我慢も努力もできるもので、目的について回る面倒なエトセトラもそれなりに乗り越えられよう。
ぐるぐる考えると結局毎度同じところに行きついてる気がするけど、2019年もやりたいことだけやって生きていけるか実験しようと思います。
そして、今年の抱負、ねえ。
つい年末までは、2のこともあるし、ここは一回り大人になってキャパを広げる努力をすべし、、、なんて思ってたけど、
なんだか急にバカバカしくなってきたので、いっそ真逆にしよう。
ーーー大人になんて、なるもんか。
これでいこう。今年が終わる時にクレイジーで鮮やかな一年だったと振り返れるように、人様に迷惑をかけない程度にダメな大人でいようと思います。
今回の紅白歌合戦で圧倒的に素晴らしかったのは、椎名林檎と宮本浩次の「獣ゆく細道」だったと感じた人は多かったと思う。テレビ見ててあんなにガツンと来たのはほんとに久々だった。あれほどの高みは目指すのさゑ憚られる御門違いってんで御座ゐますが、
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借りものゝ命がひとつ 厚かましく使ひ込むで返せ
さあ貪れ笑ひ飛ばすのさ誰も通れぬ程狭き道をゆけ
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心の隅っこに常備して時々引っ張り出して眺めたい、そんな言葉たちよ。
2019年、良い年でありますよう!