“オタクコンプレックス” につける薬。
オタクが世界を動かしている、
と常々思っている。
科学・衣食住・エンタメどの分野も、もうそれが好きで好きでのめり込んで突き詰めた人が発展させてる(はずだ)。
「本買い過ぎて寝るスペースがなくなり引っ越したいが、本の量と重さに耐える物件がない」
「スニーカー好きすぎて同じ形を色違いで全色所有。」
「パン作りにのめり込んで自宅に窯を設置」
「好きなアーティストのCDは聴く用、鑑賞用、予備(⁈)の3枚ずつ所有」
「趣味のアクセ作りが口コミで広まってお店出すことに」
身近にそんなエピソードを聞くたびに、
あー、カッコいいな!!オタク!!
と思うのです。
(もちろんちょっと苦手な分野のオタクもある。少女アニメ系とゲーム系はすみません、息子には避けて頂きたい道だと思っており・・いやでも関わり方にもよるのかしら、すごいゲーム開発者とかカッコいいし、でもバーチャル恋愛とか行っちゃったら怖いしあーでもそれも個性なのかなゴニョゴニョ・・)
そして、だいたいの場合オタクの話は大変面白く、惹き込まれる。
キラキラとした目で嬉しそうに自分の大好きなことを語る姿は、とても魅力的だと思う。
まぁ8割方ついていけないんだけどね。
そういう話を聞くこと自体がけっこう好きなのです。
なぜなら自分がオタク気質0だから。
羨ましいの。
人様に語れるような、「めっちゃ好きなこと」がない。
ちょこちょこと興味が移り変わり、少しかじって放置。
何事にも“ハマれない”ことが、自分の人間性の浅さにも大きく関係してる気がする・・・ゲゲ。
あんまり考えると凹みそうなのでやめとくけど笑、
そんな私が今まで突き詰めた経験があるものは、子供の頃のピアノと大学受験くらいのものだと思う。
まぁ受験は置いておくとして、“ピアノ”。
こいつがね・・・
小学校高学年で東北に引っ越した時に、なんの間違いか音大志願者が集まるピアノ教室に入れられてしまい・・
「超」がつくマジメ人間だった私は、言われるがままに毎日3〜4時間ピアノを練習する生活をすることに。
“指の形矯正ギブス(ただのヘアゴムだけど)”を自分で開発しw、小学生でリストとか弾いてたし、ハノンから超絶技巧まで手を出したし、コンクールにもいろいろ出て、まぁそこそこのレベルまで行ったのですが。
音大に行くようなタイプではないと見抜いていたのか、ある日先生からこんなことを言われる。
「大人になってからね、“昔はけっこうピアノ弾けたのよ〜”なんて言うのはカッコ悪いからやめなさいよ。その時に何ができるのかが大事なんだから。」
この言葉が忘れられない。
ほんと、その通りだと思う。
だから、ピアノから離れるにつれ、ピアノのことをあまり他人に話さなくなった。(って、今めっちゃ書いてるけど笑)
でも、音楽は大好きだし、今もピアノは好き。
音楽によるカタルシスは何物にも代え難い。
家の片隅でたまに蓋を開けられるのを待っている電子ピアノ、きっともっと弾いてほしいだろうなぁ。
息子にも何か楽器をやらせたいなぁ。
いつか旦那と息子と楽しくセッションなんてしちゃいたいなぁ。
何が書きたいのかもうわからなくなりましたが笑、
要はオタクコンプレックスなので、唯一趣味らしいピアノをまたちゃんとやろうかな、という話でした。
最近ダウンロードした楽譜
・Marvin Gaye / What_s Going On
・→Pia-no-jaC←/「組曲『 』
・Chopin/ノクターン第2番(Jazz Ver.)